アトピー性皮膚炎改善のヒントがあると思って
気になる本は図書館で借りたり、メルカリで買ったり
本屋さんで買ったりしてよく読んでいます。
その中でおすすめの本を紹介しています。
今回は『非常識の医学書』
2016年に亡くなられた免疫の専門家
新潟大学大学院医学部教授
安保徹先生と
ニンジンリンゴジュース、断食で有名な
イシハラクリニック院長 石原結實先生と
2014年に亡くなられた自律神経治療の提唱者
日本自律神経免疫治療研究会理事長
福田稔先生が共著された本です。
(肩書は出版当時のもの)
どの先生方もそれぞれの専門分野ではとても有名な方です。
この本では様々な病気の原因は
自律神経のバランスの乱れであると書かれています。
自律神経のバランスが乱れることによって
免疫細胞、特にリンパ球と顆粒球のバランスが乱れ
それによって血流が悪くなり、様々な症状が起こるとされています。
特に悪いのはストレスと低体温
自律神経には交感神経と副交感神経があり
日中や活動時には交感神経が優位になり
食事や夜、休息時には副交感神経が優位になります。
この両方がどちらかに偏ることなく
バランスをとっていればいいのですが
どちらかに偏ってしまうと血行障害、循環障害が起こり
様々な体の不調が引き起こされると言われています。
この原因が過度のストレスと低体温と言われています。
また、楽すぎる生活も副交感神経優位に偏ってしまうそうです。
過度のストレスは交感神経を刺激し、血管が収縮することで
血行障害が起こり低体温となります。
手足の冷えがある方はその部分の血行障害があるため
冷えているということです。
楽すぎる生活は一見
体によさそうに思いますが
副交感神経を刺激し
血管が拡張することにより
血流を促しますが
血管が広がっているのですから
その分血液が多く必要となり
循環障害が起こり、低体温となってしまいます。
病気の約80%は交感神経優位に偏っているときに
アレルギー疾患は副交感神経優位に偏っているときに
発症すると考えられています。
アトピー性皮膚炎の場合は?
この本ではアトピー性皮膚炎は
副交感神経優位による血流障害によって起こるとされています。
血管が開きすぎて収縮しきれないために
血液がよどみ、血流が低下し
外から侵入してきたアレルゲンが滞留します。
アトピーはその異物を外に排出するための体の反応とされています。
皮膚からの排泄が皮膚炎
呼吸器からの排泄が喘息や鼻水、くしゃみとなって現れるそうです。
副交感神経優位の原因としては
運動不足や清潔で過保護な生活環境
甘くて柔らかい食べ物の食べ過ぎ
などの生活と言われています。
親ができることとは?
この本ではステロイド治療は
できるだけ早くやめた方が良いとの考えが書かれています。
また、子供の環境が昔と違い少子化となっており
過保護に育てられていることも影響しているようです。
昔の子供のように
生き方、生活の仕方をを変えることで
アトピー性皮膚炎は治ると書かれていました。
アトピー性皮膚炎を治すためには
早寝早起き
外あそびをしっかりする
おやつは決まった時間だけ
寒いからと着せすぎないなど
過保護にしないことが大切なようです。
アトピー以外のこともたくさん書かれていて
とても参考になりますので
ぜひ読んでみてください。