アトピーは心の病気なのか?
それともアトピーだから心の病気になるのか?
両方あるのではと思いますが
アトピーと心の健康は密接に関係しています。
実体験としてあるのが
次男が生まれて1か月くらいたった時
長男のアトピーが悪化しました。
それまでも皮膚が弱かったり
とびひになりやすかったり
水いぼになったり
アトピーが出やすい部分が乾燥したり
軽い症状はあったのですが
その時が一番悪化しました。
それまで両親、祖父母からの愛情を
一人で受け取っていた長男は
次男が生まれたことで愛情が減ってしまったと感じ
そのせいで症状として現れたと思っています。
これがアトピーは心の病気なのかなと思った体験です。
心理技術アドバイザー
メンタルトレーナー
トランスフォーメショナルコーチ
心理言語療法家の
梯谷幸司先生によると
病気よってせっかく手に入れたものを失いたくない
というケースがあり
病気であればこそ手に入る
「心地よいメリット」に甘えていませんか?
梯谷幸司著本当の自分に出会えば、病気は消えていく―――「あなた自身の人生」を生きていないとき、人は弱く、不調になる! (三笠書房 電子書籍) より抜粋
ということなのだそうです。
長男の例に当てはめると
アトピーになれば両親に面倒を見てもらうことができる
だから症状を重くしてしまおう
と無意識に脳が働き
その結果、アトピーの症状が現れている
と言えるということだそうです。
この本を読んだとき
アトピーは心の病気とも言え
子供の心の状態を健康にしておくことは
とても大事なことだなと思いました。
厚生労働省のアトピー性皮膚炎の資料では
アトピーの症状悪化とストレスの関係について記載があります。
この中ではストレスは悪化因子のひとつとされており
特に2歳以上の子供にとって悪化因子のひとつとなると
されています。
アトピーは単なる皮膚の病気だけではなく
心の健康も関係する心の病気とも言えるのではないかと思います。
子供の心の状態が安定しているとき
皮膚の状態を観察すると
かなり安定していることがよくあります。
子供の心の状態は
言葉でうまく言い表せないため
行動で表すことが多いようです。
子供が心の病気にならないように
子供の様子をしっかり観察して
いつもと違う様子に気づくことが大切です。
具体的な反応は以下のようなものがあります。
不安になる、落ち着きがなくなる、悩んでいる様子を見せる
イライラしている、話をしない、表情がない
お腹を痛がる、眠れない、おねしょをする
兄弟などをいじめる、物にあたる
泣く、怒る、指をしゃぶる、甘え行動が増える
いつもと違う行動や表情が見られた時は
話を聞いたり、いつもより手をかけてあげるといいと思います。
アトピーは心の病気だけではありませんが
心の健康も密接に関係している疾患のため
皮膚の治療だけでなく
心の状態も大切であると
頭の片隅にとどめておきましょう。