
夏休みでプールに1日中漬かっていた息子は
夜になって体がヒリヒリすると言い出しました。
水道水のプールは塩素濃度が低いにしても
皮膚のふやけた状態で
1日過ごしていたんだから
乾燥してヒリヒリしたんだと思いました。
すぐにワセリンを塗って
様子を見ることにしました。
なんと!
翌日、皮膚がつるつるでやわらかくなっていました!
これには私もびっくりしました。
その理由について考えてみました。
理由① プールの水で皮膚が消毒された
以前の記事でもご紹介しましたが
プールは皮膚の黄色ブドウ球菌を消毒できるため
アトピーには良いといわれています。
※プールの塩素で悪化する場合もあるのでご注意ください。
1日中皮膚が消毒されたため
ヒリヒリ感を感じましたが
アトピーを悪化させる黄色ブドウ球菌が
いなくなったため皮膚の状態が良くなったと考えられ
理由② 適度に皮膚が冷やされ、掻くことがなかった
皮膚が痒い時は掻くのではなく
できるだけ冷やすようにしています。
家のプールは温度調節もしておらず
水が冷たい状態の水が入っています。
プールに入ると体は冷えやすいのですが
皮膚にとってはそれが良い結果を生み
皮膚をかくことが1日なかったと考えられます。
理由③ 汗がすぐに洗い流された
アトピーの皮膚が痒くなる場所は
ひじの内側や首筋、ひざの裏側など
汗をかく場所がほとんどです。
プールに入ることで汗が流され
かゆみを感じることが少なかったと考えられます。
理由④ ビタミンDが作られたため
ビタミンDは紫外線が皮膚に当たることにより
合成されます。
ビタミンDは免疫を調節する働きがあり
アトピーなどアレルギー疾患がある場合
サプリメントなどで摂取することがおすすめです。
屋根もない家の庭にあるビニールプールで1日中紫外線に当たっていたため
ビタミンDがしっかり作られ
免疫が過剰に働くことがなかったため
皮膚の状態が良くなったと考えられます。
アトピー皮膚がプールに入ってピカピカにつるつるになったのは
以上4つの理由があると考えられました。
ただし、プールから上がった後は
そのままにするのではなく
ワセリンなどで保湿することが必要です。
皮膚の状態が悪くなると思いながら
入ったプールですが思わぬ効果があり
驚きました。
ぜひ、夏はプールで皮膚がつるつるになるか観察してみてはいかがでしょうか。