砂糖断ちするとアトピーが良くなると
よく聞くので徹底的に砂糖を排除してみました。
砂糖断ちとは・・・
砂糖と付くもの、砂糖が含まれるものを
摂取しないことです。
砂糖断ちをするには
基本的に自炊が一番です。
スーパーで購入したお惣菜や調味料などには
大体砂糖が含まれています。
買うときにひとつずつ確認するのが一番ですが
なかなかほしいものは見つからないので
基本的な調味料を使用して
自分で作るのが効率的だと思います。
料理するときに砂糖は使えないので
代替品を使用します。
私がよく使用しているのは
甘酒です。
甘酒は炊いたご飯と米麴を発酵させて作られており
ぶどう糖が20%以上含まれます。
自然な甘みを感じられ、アミノ酸やビタミンB群も含まれています。
おすすめはマルクラ食品の甘酒です。
良かったら使ってみてください。
その他には
ラカントS
はちみつ
メープルシロップ
などを使用することはありますが
砂糖に近い甘みを加えるものなので
極力使用しないようにしています。
ただし、一般的に砂糖断ちの時は
エリスリトール
キシリトール
羅漢果(ラカント)
などの血糖値が上がらない甘味料がおすすめされているようです。
砂糖断ちの効果は?
砂糖断ちを始めて
息子が痒がることは少なくなりました。
しかし、砂糖が含まれるものを食べると
数時間後には掻く様子が見られます。
これは食べた後、約1時間後に血糖値が一番高くなるからと言われています。
子供のからだの反応は正直だなと
感心してしまいました。
砂糖を摂っていない期間が続くと
皮膚の赤みも取れ、かゆみも軽減し
皮膚の状態は良くなっています。
なぜ砂糖断ちすると
赤みが取れたりかゆみが軽減したりするのでしょうか?
砂糖を摂取すると
小腸でブドウ糖と果糖に分解され吸収されます。
体内で使われなかった余った糖は
たんぱく質と結合し、糖化という反応を起こして
糖化最終生成物(AGEs)というものに変化します。
一度AGEsになってしまうと
元のたんぱく質に戻すことはできません。
そのため、たんぱく質の働きを失ってしまいます。
体内のたんぱく質の約30%は
コラーゲンというたんぱく質です。
コラーゲンは皮膚にもあり
皮膚のコラーゲンにAGEsができてしまうと
コラーゲンとしての働きを失ってしまいます。
皮膚にAGEsが蓄積されると
コラーゲンによって弾力のあった皮膚が
硬くもろくなり、弾力性を失ってしまうのです。
さらに、AGEsは体内にある
活性酸素除去酵素(SOD)と糖が反応することによっても生成します。
そのため、活性酸素除去酵素の働きが失われます。
活性酸素は体内の炎症の原因です。
この活性酸素がアトピーにとって大敵になります。
それなのに、この活性酸素を除去する酵素が
働きを失ってしまったら、体中に炎症が起こることは
お分かりかと思います。
炎症が起こることにより
かゆみや皮膚の赤みが起こってしまいます。
活性酸素とは
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネットより
私たちが生命活動を営む上で酸素の利用は必須となります。活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることをいいます。ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。活性酸素は、体内の代謝過程において様々な成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらします。
体内で働いている酵素はたんぱく質でできているため、
活性酸素除去酵素に限らず、様々な酵素にたんぱく質がくっついて
AGEsとなり、酵素の働きは失われてしまいます。
アトピーの砂糖断ちが効果あるのかどうか・・・
砂糖断ちは効果があると思います。
アトピーに限らず、私たち母親も一緒に砂糖断ちすると
皮膚の状態が良くなってきます。
子供と一緒に砂糖断ちして
きれいな皮膚を手に入れましょう。
おまけ
外食や友達と一緒にお菓子を食べるときなどは
おいしく食べましょう。
そして、皮膚の状況を観察してみてください。
少しだけでは大丈夫かもしれないし
少しでもだめかもしれない。
状態が悪くなったら
また、砂糖断ちすればいいだけですからね。