薬のことを調べてみよう!薬剤師と同じ情報を得る方法

薬局でお薬をもらった時に
お薬の説明書をもらうと思いますが

どんな薬なのか

・かゆみを抑えるお薬です
・アレルギーを抑えるお薬です
・呼吸を楽にするお薬です
・血圧を下げるお薬です
・血糖値を下げるお薬です

と簡単にお薬の説明が記載されていると思います。

でも実際には・・・
かゆみを抑えるお薬(外用薬)にも
・抗ヒスタミン薬
・副腎皮質ステロイド外用薬
・非ステロイド抗炎症外用薬
・鎮痒薬
など

様々な種類があります。

処方されたお薬がどのようなお薬で
どのような効果があって
副作用はどのようなものがあって
注意しないといけないことは何なのか

知りたくないですか?

不安があるときは
薬局で薬剤師さんに質問する
ことも大切ですが

パソコンやスマホがあれば
薬剤師さんと同じ情報を得ることは可能です。

薬剤師はその情報と患者さんの情報を照らし合わせてから

重複する薬はないか
適正な量処方されているか
継続処方であれば副作用は出ていないか
用法用量は間違っていないか
服用期間は間違っていないか

などを確認しています。

薬剤師さんと同じ情報の集め方

それでは、薬剤師と同じ医薬品の情報は
どこでGETすることができるのでしょうか?

薬剤師はお薬の情報の基本を添付文書で確認しています。
添付文書は無料で公開されていて
誰でも見ることができます。

各製薬会社のホームページでも見ることができますが
いつも使っているのは
医薬品医療機器総合機構の添付文書検索です。

まず、医薬品医療機器総合機構のホームページを開きます。

そして、添付文書等検索の医療用医薬品をクリック

一般名・販売名のところに調べたいお薬の名前を入力します。

例えば、リンデロンと入力し、検索ボタンをクリックすると

このような画面が表示されます。

販売名にリンデロンが含まれる医薬品が16件表示されました。
この中から、該当の医薬品を探します。

一番上のリンデロンVG軟膏の添付文書を確認したいときは
添付文書のPDFをクリック

このように添付文書が表示されます。

薬剤師はこの添付文書から
情報を得て患者さんに情報提供を行っています。

さらに詳しい情報が欲しい時は・・・

さらに、もっと詳しい情報が欲しい場合、
インタビューフォームというもので
確認することもできます。

インタビューフォームは検索表示の画面からダウンロードが可能です。

インタビューフォームのリンデロンVGをクリックすると

インタビューフォームがダウンロードされます。

今回は薬剤師が医薬品の情報を収集するうえで基本となる
・添付文書
・インタビューフォーム
をGETする方法を解説しました。

とっても簡単だったと思います。

薬剤師はこのほかに各製薬会社の医薬情報担当者(Medical Representatives)
通称MRから様々な情報をもらっています。
副作用が出たときなどはMRに相談することもあります。

ただ、これは医療従事者しかできないことなので
今回お伝えした方法で
正しい医薬品情報を得ることが基本になります。

それでは、次の記事では添付文書の見方を解説していきたいと思います。

この記事を書いた人
浜辺啓海(はまべ ひろみ)

病院薬剤師として6年勤務。
薬を進めるのが嫌になり、現在は健康食品会社で相談係として勤務中。
息子がアトピーになったことから、生活が一変。
食生活、生活習慣、考え方など良いと思ったことを実践中。
自身もアトピー経験者。おすすめの商品などはコメントでもお答えします。

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