
アトピーの息子を持つ私も
幼少期のころはアトピーがひどく
アトピーがひどかったころの写真がないほどでした。
現在では普通の生活ができていますが
アトピー素因は持っており
アレルギー性鼻炎や
体調が悪いと湿疹が出たり
皮膚が弱いということは変わりません。
いわゆるアトピー性皮膚炎という状態ではないけど
アレルゲンやストレスには弱く
症状が出やすい状態です。
しかし、大人ですので
こういう時はこうすればいいとか
あー、あれが原因でこうなったのかとか
色々と経験値も上がっているため
ひどくなることを避けることができています。
私が子供のころは
アトピーは子供の病気と考えられているところがありましたが
現在では大人でも重症のアトピーの方がいらっしゃいます。
大人のアトピーの原因とは?
大人でも子供でもアトピーの原因は
アトピー素因と皮膚のバリア機能の低下です。
アトピー素因とは
日本皮膚科学会 皮膚科Q&Aより
1)家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちのいずれ、あるいは複数の疾患)、または 2)IgE抗体を産生し易い素因。
IgE抗体とは
日本アレルギー学会HPより
IgE抗体は、即時型アレルギー反応をおこす大切な役者です。アレルゲンによる感作がおこると、そのアレルゲンにだけ結合することができる特異IgE抗体が形質細胞で産生されます。アレルゲンが卵白であれば卵白特異IgE抗体、ダニであればダニ特異IgE抗体が産生されます。産生されたIgE抗体は、血液中を流れて、私たちの皮膚や粘膜のすぐ下にいるマスト細胞や、血液中を流れる白血球の一種である好塩基球の表面にくっつき、アレルゲンと出会うのを待っています。
アトピー素因はアレルギー疾患を持つ家族がいるだけで
生まれつきアトピー素因を持っていることになるため
自分では変えられない原因となります。
皮膚のバリア機能は正しいスキンケアを行えば
改善していくと思います。
皮膚のバリア機能についてはこちらもご覧ください。
それでは、大人に特に多い原因とはいったい何でしょうか?
大人のアトピーには様々なアレルゲンやストレスが関係している
と考えられています。
アレルゲンは様々なところに存在します。
特にハウスダストは現代の密閉された部屋の中では避けられない
アレルゲンのひとつです。
さらに
温度変化
空気の乾燥
汗
髪の毛の接触
化粧品
衣類の摩擦
金属
食べ物
飲酒
などの刺激により症状を悪化させると考えられています。
自分にとって何が刺激となっているのか
どんなアレルゲンに反応しているのか
避ける方法はないのか
少しだけ考えてみることで
症状軽減のヒントになるかもしれません。